The Business Support Report 2024年4月1日号
ある事がきっかけとなって、1冊の本に出合いました。不調しらずの体になる「ここからはじめる発酵食」発酵生活研究家 栗生隆子著(家の光協会)です。栗生さんは、14歳の時に、歯科治療を受け、アマルガムという金属の詰めものが原因で体調不良になり、およそ20年間、東洋医学や西洋医学の治療を受けても良くならず、更に抗生物資の永年の投与で、腸内の善玉菌や悪玉菌、日和見菌が全部死滅して殆ど消化出来なくなったそうです。今でこそ歯科治療における金属アレルギーの問題は広く知られるようになり、今ではアマルガムの使用は殆どなくなっているようですが、今でも保険治療として認められています。そんな時、たまたま立ち寄った物産展で東北の杜氏さんに甘酒を進められて飲んでみたところ「これは腸にいい」と直感したそうです。甘酒は麹から作られます。それをきっかけに、自分で甘酒をつくったり、味噌や醤油、お酢などの発酵調味料にもこだわるようになったとおっしゃっています。そのような事がきっかけとなって発酵食を積極的に取り入れることで、腸内で失われてしまった善玉菌、悪玉菌、日和見菌が復活して体調もどんどん良くなって元気な体に回復されたそうです。
著書では、色々な発酵食の作り方やレシピが紹介されています。和食では、甘麹納豆、黄身のしょうゆ麹漬け、ごぼうの梅煮、塩麹のキノコ汁など、洋食では、手作りの豆乳ヨーグルト、自家製ザワークラウトを挟んだサンドイッチ、柿酢のフルーツサワードリンク、パスタやどんぶりものに発酵トマトをソースに使ったもの、定番のハンバーグに手作りの発酵玉ねぎを添えるだけの簡単レシピ等が紹介されています。 私のように料理をほとんどしない身では、手づくりは出来ませんが、昔ながらの本物の商品を選ぶことが推奨されており、料理酒では、熊本の「東肥赤酒」塩では、沖縄の海塩の数々、みりんでは昔ながらの製法で作られた3年熟成の白扇酒造の「熟成本みりん」、お酢では京都・飯尾醸造の「富士酢」等が紹介されています。是非御一読をお勧めします。
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