The Business Support Report 2023年7月1日号
インボイス制度の発足の10月に向けて、各企業様では請求書、領収書のチェックがスタートしている事だと思います。TKCのシステムとしては、SXという販売管理のシステムがあります。財務としてTKCのシステムを使用されている企業様でも販売管理は他のメーカーのシステムを利用されている場合が多く存在しています。今回は、私が実際に使用している販売管理システムの内容をお知らせします。個人事務所である税理士事務所では、FMSという会計事務所用の販売管理システムを使用しています。最大の特徴は、会計法人(株式会社)と税理士事務所の両方を兼用できるものですが、機能はSXと同様ですので皆様の参考になると思いますので紹介します。FMSで請求書を作成するとそのデータは、財務ソフトであるFXに送付されてきます。従ってFXの方で売上を立てる必要はありません。又入金された場合は、FMSのソフトの方で消込を行います。銀行の入出金は、銀行信販データ受信機能で別途送付されていますので、データは重複することになります。従って実務では、FMSの消込を優先し、銀行データ受信機能のデータは、計上対象外として処理します。このように行うとなんの苦労もなくインボイスの登録がされた請求書、領収書を作成する事が可能となります。又、TKCのシステムとしては、FX、あんしん会計ではなくFXクラウドを利用いただくとシステムの中に販売管理システムが組み込まれていますので改めてSXを利用される必要はありません。
この機会に、データ連動で財務の省力化が可能となるTKCの財務管理ソフトへの移行をご検討下さい。又、来年1月からの電子帳簿保存法の本格化に向けて請求書のPDF化も是非ご検討ください。請求書の発送をPDF化すると、請求書の印刷、郵送手続きが不要となります。但し請求書のPDF化については、お客様の理解が不可欠となります。BtoBの企業向け請求書が主流の企業様では、是非PDF化をお勧めします。但し個人様に請求書を発送されている場合には、あまり早急な対応は、マイナンバーに紐づけて医療保険証の廃止を急ぎ大混乱を起こしているどこかの政府と同様の誤りを起こすことになります。実務は、担当者にご相談ください。
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