The Business Support Report 2021年10月1日号
新型コロナ感染の第5波のピークがここへ来てやっとピークアウトしてきているようです。(9/24)しかし乍ら早くも次の第6波の感染拡大を危惧する人も多くてなかなか通常の生活には戻りそうもありません。それというのも何故今、新規感染者が減少しているのかその原因が明確でないからです。緊急事態宣言の継続と「人流」の多寡を指摘する人もいますが、「人流」の減少と新規感染者の減少には必ずしも相関関係が明確なわけではないようです。ワクチン接種率の向上が、新規感染者の減少に寄与しているという説もあれば、政府の有識者会議の尾身会長は、「ワクチンを2回接種したという気のゆるみが第6波感染の最大の要因となる」と敢えて警鐘を鳴らす人もいます。 そもそも新型コロナの感染ルートについて、エアロゾル感染の可能性が指摘されていますが、厚生労働省は、あくまでも「飛沫感染」と「接触感染」が新型コロナの感染源で、「エアロゾル感染」の可能性を否定しています。その定義については後述しますが、エアロゾル感染が主流とした場合は、対策は「換気」の持つウエイトがより大きくなるという事です。飛沫感染とは、感染者のウイルスを含んだ飛沫(主に唾液)が飛び散り他の人の粘膜に触れることによって感染が成立する感染経路です。飛沫は1〜2m飛ぶと考えられており、近い距離で向かい合って会話をすると、感染してしまう可能性が高いです。人と人との距離を2m以上空け、マスクを着用することによって飛沫感染を予防できます。一方、空気感染は“飛沫核感染”とも呼ばれ、空気中に舞った飛沫核を吸い込むことによってウイルスが直接気管支内に入り、感染が成立する感染経路です。飛沫核とは、感染者が発した飛沫から水分が蒸発し、より細かい粒子になった状態をいいます。飛沫核は飛沫よりも軽いため空気中に長時間漂いやすく、粒子が小さいために人が吸い込んだときに気管支や肺の奥まで到達し、感染を引き起こすことがあります。空気感染の予防方法としては、こまめな換気が重要です。単に窓を開けるだけではなく、2方向の窓を開けることによって風の流れをつくり、空気を入れ替えるようにします。「エアロゾル感染」とは、「飛沫感染の延長で、病原体を含む液体が、ガスのような状態で空気中に漂い感染する」という事です。
いずれにせよ、コロナの絶滅は望むべくもなく、コロナと付き合いながら経済の再生を図っていかなければなりません。脚下照顧!足許を踏み固めて経済の再生、事業の発展を図っていきましょう。
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