The Business Support Report 平成30年3月1日号
先月号でTKC各システムの活用を呼びかけたところですが、今月はその中で大規模企業用のFX4クラウドの紹介をさせていただきます。FX4クラウドは、複数の支店やホテルを展開する企業であるとか、医療法人では、複数の病院を運営する法人や社会福祉法人では複数の施設を運営している法人とかが対象になります。このような企業、法人での最大の留意点は、「取引の網羅性」の確保という事です。例えば、旧来はそのような法人では、各病院毎に経理を行い、その財務資料と本部会計を所謂「財務のプロ」が合算して全体の経理を行い、決算・申告を行うことが通例でした。従って会計事務所も含めて財務のプロの行った決算修正を前提に決算処理を行うため、もしそのプロが行った処理に誤りがあってもその誤りの発見が遅れてしまう傾向がありました。しかしながらFX4クラウドでは、本部会計も含めて全ての金銭等のやり取りを網羅的に明らかに出来るので、理事長や会計事務所も含めて法人全体の経理を網羅的に確認することが可能になります。この点が一番大きなクラウドの特徴です。第2の特徴は、部門ごとの損益を明らかにすることが可能となることです。例えば、病棟ごとに、医療保険適用の病棟や介護保険適用の病棟毎の損益を明らかにしたり、病院付属の訪問介護、訪問看護その他食堂、配食サービス毎の小さなくくりでの損益も明らかにすることが可能になります。それも伝票1枚ごとの会計処理を理事長や会計事務所その他権限を与えられた幹部の間で、確認、点検することが可能となり、問題発見のスピードを速めることが出来ます。又、各セクション毎の損益が明確になることで、各部門長の自覚が高まり、部門毎の財務内容を飛躍的に向上することが可能となることが、今までの弊社の取組みで実証されています。又、先月号で紹介したように、TKCの各システムは、インターネットバンキングの利用が前提にはなりますが、今話題のフィンテックの技術を活用した経理事務の省力化が可能となり、全体として間接的な経理、財務部門の経費削減が、FX4クラウドの導入コストを上回る結果となります。
該当する企業、法人様につきましては、詳しいことは、巡回監査担当者にご相談ください。具体的な提案書を作成いたします。
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